子連れ鉄道旅 お座トロ展望列車(会津鉄道)

お座トロ展望列車とは?

お座トロ展望列車は会津鉄道が運行する観光列車です。「お座」・「トロ」・「展望」の名前の通り、「お座敷車両」、「トロッコ車両」、「展望車両」の3種類を兼ね備えた観光列車です。3種類の座席があるのですが、トロッコ1両とお座敷+展望の1車両の計2両編成となっています。

春〜秋の週末を中心に、会津若松〜会津田島間を1日1.5往復(会津田島→会津若松1本、会津若松→会津田島2本)しています。1

乗ってみた感想

今回、「お座」・「トロ」・「展望」の3種類全てに乗ることができました。

乗るなら全区間乗りたい!

私がお座トロ観光列車に乗った区間は以下の通り

・会津田島→塔のへつり

・湯野上温泉⇄芦ノ牧温泉(往復)

会津田島→塔のへつりはお座敷車両を確保したのですが、乗車時時間30分程度では購入した駅弁を食べる暇もありませんでした。子どもがハガキ1枚書くのが精一杯という感じでした。

湯野上温泉→芦ノ牧温泉は展望車両に乗りました。何故か臨時列車という設定の普通列車ですが、車両はお座トロ列車でした2。なので指定席料を払わずに乗れてラッキーでした。

子どもは1番前の座席に座ると楽しめると思います。車両の1番前には展望シートがあり、フリースペースになっています。大人も子どもも座りたがってましたが、特に混んでないこともあって、みんな3-5分程度で譲り合っていて、それも良かったです。3

芦ノ牧温泉→湯野上温泉はトロッコ車両に乗りました。ちょうど天気も良かったので、湯野上温泉〜芦ノ牧温泉間の絶景ポイントで景色が楽しめてよかったです。ガラス一枚の差なのですが、窓ガラス越しから見る景色とトロッコ車両から見る景色は全然違いますね。ただ子どもは余り景色に興味がないようで、終始大人が楽しんでいるという感じでした。

芦ノ牧温泉〜湯野上温泉間で撮りました。紅葉時期は絶景です!
紅葉時期は車窓からの景色が美しかったです

ハガキを送って親孝行

お座トロ展望列車にはポストが付いています。車内でハガキを買って、備え付けのポストに投函することができます。子どもが祖父母(私から見ると義理の父母)宛てに書いて送ったら、想像をはるかに超えて喜んでいました。子連れ旅行ならではの活用法ですね。良い親孝行ができたなと満足でした。

子連れに駅弁予約サービスは便利!

会津鉄道はお座トロ展望列車の利用者向けにお弁当予約サービスを行っています。

これは乗車の3日前までに欲しいお弁当を連絡しておくと車内で購入できるというもの。購入できるお弁当は会津鉄道のページで見られます。

会津鉄道 お座トロ展望列車 駅弁予約サービス

会津鉄道ウェブサイト

今回、子どもにメニューを見せたら「ねこ駅長弁当」一択でした。会津田島から乗る予定だったのですが、ねこ駅長弁当は芦ノ牧温泉駅で買えるようですが、今回私たちは会津田島〜塔のへつり間を乗る予定だったので、芦ノ牧温泉は通りません。普通なら買えないのですが、このサービスを使えば会津田島でお座トロ展望列車に乗り込んだ際に買うことができます。4

このサービス、事前に駅弁が売り切れているかも・・・という心配する必要もなく、お目当ての弁当が買えてよかったです。欲しいと思ったものがないと不機嫌になったり駄々をこねるので、そういう状態を回避できました。加えて、子連れでの旅行はどうしても荷物が多くなるので、乗り込む際に弁当という手荷物が1つ2つ増えないだけでも助かりました。

なお、私は「おふくろ弁当」にしたのですが、思わず「美味い!」と声に出るくらいすごく美味しかったです。素材がいいんでしょうね。会津っぽいお弁当がいいなと思って買ったのですが、大当たりでした。

  1. 2024.04.追記 2024年3月17日のダイヤ改正で2往復になっています。 ↩︎
  2. 2023年11月時点。2024年3月17日のダイヤ改正でこの列車(8:57湯野上温泉発会津若松行き)もお座トロ列車(会津浪漫月号)になっています。 ↩︎
  3. 2024年4月時点では利用を見合わせているようです。 ↩︎
  4. 2024年4月にウェブサイトを確認したところ「ねこ駅長弁当」はありませんでした。期間限定なのでしょうか・・・? ↩︎